ひばの効用とは?

永い年月を経てゆっくりとそして逞しく育ったひばは、秘めたその力も私たち人間にとっても神秘的でまた驚くべき効用があります。

青森ひばはこれらの効用があると言われています。


抗菌・殺菌・防虫効果

ひばは昔から虫を寄せ付けないと言われていました。
そして総ひば造りの家には数年間は蚊が入ってこないと言われます。
また、「ひばのお話」ページでお話したように約900年前に建てられた岩手県平泉にある中尊寺金堂は、ひば材で建てられ、今も昔のままの美しさを保っています。

○これは何故なのでしょうか?

青森ひばの特徴にヒノキチオールと呼ばれる成分があります。
この成分はヒノキをはじめ他の樹木には殆ど含まれていません。  青森ひばが一番多くその成分を含んでいます。   その効果とは?

青森県工業試験場が青森ひば、ヒノキ、スギなどの木材にカビの胞子を塗布して、温室で10日間の培養した結果的が上記の写真です。
真ん中ヒノキが表面に若干の繁殖が見られ、スギは表面を完全にカビが繁殖しています。
それに比べ青森ひばは表面に一切のカビがなく、その廻りのカビも撤退しています。

このように青森ひばには驚異的な防虫効果とさらに抗菌力を備えています。
その大きな要因がヒノキチオールと呼ばれる成分です。

中尊寺金堂のその耐久性は、このヒノキチオールとシャンメールBという成分が木材腐朽菌に対して強い殺菌力を持ち、菌の成長を止める作用をするからです。

また、その抗菌性とともに防腐性をも兼ね備えているため湿気の多い三陸地方(宮城、岩手、青森の海岸地方)では建材にひばが多く利用されています。
更に、その防虫効果は木造建築の敵であるシロアリを寄せ付けません。

宮崎大学農学部で行われたシロアリに対する木材の耐蟻性を検証する実験で、上記写真のように、クロマツのように内部まで食荒らされたものから殆どの品種で被害を受けているにもかかわらず、 青森ひばだけが、まったく被害を受けない結果が得られました。 さらに青森ひばには、殺虫能力を持つ物質もあり、たとえ製材した青森ひば内にシロアリが進入しても約120時間後に100%、 製材6年後の材木でも240時間後に100%  死滅することが証明され、優れたシロアリに対する防虫、 殺虫効果持つと共に効果が長期的に持続することが分かりました。

このように様々な実験などで立証された青森ひばの「抗菌性」と「防虫」作用。 ヒノキチオールは私たちにとっても貴重で大きな効用がありあます。 

私たちに対する効用は・・・

●アトピー性皮膚炎の細菌性皮膚炎への感染を防ぐ効果があります。

●活用方法としてアトピーの患者さんのシャツや下着にヒノキチオールを含ませて着る事で症状が緩和されました。 また、昔から「虫除け」の木として知られていました。 

●更に、その防虫効果は木造建築の敵であるシロアリを寄せ付けません。

●青森ひばの力●
☆驚異的な耐朽力☆
岩手県平泉にある中尊寺金堂は、約900年前にひばを使って建設され、現在もその姿を保っています。 その他青森 弘前城や岩木山神神社楼門、石川県 因託寺、本光寺など東北北陸地方にひばで建てられた建築物が数多く残っています。